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奄美大島出張記⑥ 黒糖焼酎にはまる

黒糖焼酎セラー やっぱり黒糖の甘ーい香りのする黒糖焼酎、もう飲みの最後の締めには欠かせない。
 
 照り焼きやすき焼きなど、甘みを帯びた料理には総じて合うと思う。東京ではセブンイレブンでもおいてある「里の曙」も、量産タイプながら充分おいしい。「れんと」もリッチなフルーティ感が楽しめる。

 「長雲」「長雲一番橋」は、現地でも入手困難。山田酒造さんは親子3人で営む小さな酒蔵であり、今回も酒造見学は残念ながらかなわなかった。「一番橋」はキューバのラムのようで、食後酒として僕は好き。

 「弥生」は、名瀬市にある老舗。僕が会った現地のひとのなかでは、これがいちばんの人気だった。昔からあり慣れ親しんでいるのと、ちょっとクセがあるそうである。東京でもあまりないような印象。

 だいたいの黒糖焼酎は東京や楽天で頑張って探せばそろうのだが、西平本家の「加那」25年熟成や「長雲」10年熟成などの古酒は、東京では絶対ムリだろう。グラス1杯2000円以上するが、上質のシルクのようなアタック、主張しすぎずしかし持続力のある後味は、絶品。黒糖焼酎は、泡盛と同じく古酒としてもポテンシャルが高いことを身をもって学習。芋焼酎はどうなのだろう?

 最後に、お湯割りは香りがたっておいしい。東京で黒糖焼酎のお湯割を頼むと「えっ」と言われつい変更しがちだが、寒い時期はたいていお湯割りで飲むそうです。僕の周りのお客さんも、ポットでお湯をついで飲んでいた。高めの温度で香りが強調され、味わいもまろやかになる。黒糖の香りが好きな人にはたまらない。お年よりは、夏でもお湯割りにして飲むんだって。最後に、お湯は先に入れて割ります。

 ほかにもいろいろ紹介したいが、書ききれないほど豊富な品揃え。またひとつひとつ香り、味わいが異なる。毎日グラス1杯が、健康と長寿の秘訣。ボケ防止や精神安定作用もあるらしく、科学的・医学的検証の余地が充分ある飲料。

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奄美大島出張記⑤ 奄美のひとびとから、人生を学ぶ

マングローブ 
 奄美出張記の締めくくり。
 奄美群島の気質としては、例外はあるだろうがこんな感じ。

 喜界島:しっかりもの 
 奄美大島:名瀬はちょっと都会的、瀬戸内町は漁師町なので気性が激しい
 徳之島:荒い気性
 沖永良部島:はたらきもの
 与論島:やさしい

と、まとめられるらしい。へー。

 島によって違いはあるが共通しているのは、子供が多く家族の構成員が多いということである。出生率が日本でもっとも高い地域ということは、知られている事実である。居酒屋に入ってびっくりしたが、子供からじいさんばあさんまでが同じ座で、黒糖焼酎を飲みながら楽しんでいた。子供はジュースと思いたいが。
 家族がたくさんいるということは老人も多いということだが、こちらのお年よりは長寿で有名であり、しかも精神・運動機能も充分保たれているひとがやはり
多い。しっかりしたじいさんばあさんが多いのだ。病院での寝たきり生活が、平均寿命を押し上げているというのでもない。
 
 やはり家族というのが重要なキーワードのようである。

 奄美もうつ病は普通に存在するが、自殺など激しく悲惨な行動に追い込まれることは少ないという。アルコール依存症も少なくないらしいが、「お兄ちゃんは酒飲みだししょうがないわね」など家族の楽観的なサポートで、なんとかなっている。都会や日本北部のような、悲壮感がないのである。
 また、家族が多いということは、ボケ防止に効果があるのでは、とも思う。うつ病ではないが、心配症のお年よりは少なくない。しかし孫の数が増えれば、心配事も増えるだろう。健康的な心理的葛藤が多いのも、この島の特徴である。
 隣人との結びつきも強い。この島はほとんどがカトリック信者だそうである。たしかに神社仏閣は、ほとんど見かけない。カトリックは、離婚の禁止など厳格な一面、なにかにつけ人が集まり食べて飲んで踊ってというイベントが好きという側面もあるが、このあたりが奄美のひとの気質、文化に合ったのだろう。

 さて、そこで東京に住むわが身を省みる。物質的には恵まれており家族も郷里で元気なのだが、都会は競争激しく孤独である。心身ともにストレスが大きい。長い目で見ると、メンタルヘルス上は都市生活者は不健康のようである。単身生活者の自殺率が高いのは、大型研究ですでに証明されているはず。

 やはり老後は家族をもって南方へ、が目標。
 しかしやはり東京に近いほうがいいなぁ・・・

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サワーを侮ってはいけない

シークワーサー年度末の提出書類や論文でてんてこまいだったが、なんとかクリアし復活。晩酌も楽しめる。
 以前はバカにしていたサワー、いわゆる「焼酎甲類」に最近注目している。理由はふたつ。まずはバリエーションがたいへん豊富で、しかも安い。写真の「シークワーサー」などは南国気分も味わえ、これからの時期にぴったりである。
 もうひとつの理由だが、これが本質的。最近気がついたのだが、意外なことに和食に絶妙のマリアージュ(相性)を示すのである。特にレモン、ライム、すだち、ゆず、シークワーサーなど柑橘系が和食に合う。スターターのビールばかりじゃ痛風になるし、次にいきなり清酒や焼酎じゃ後半までもつか心配・・・という方は、ぜひ柑橘系サワーを。できればすだち、ゆずが望ましい。宝酒造さん、早く発売してくれ!
 実はこれ、かのソムリエ田崎真也氏も推奨している。彼の著作「本格焼酎を楽しむ(光文社新書)」に、レモンサワーへの思い入れが熱く語られている。サワーなのに「はつらつとしたアタックが・・・」など、表現はワインみたいだが。
 バカにしていたかたも、一度試していただきたい。和食ならばそのあと、清酒や焼酎を楽しめばいいだろう。ただ、自宅では市販の缶ぐらいにしておいたほうがいいかも。独身の冷蔵庫に、湧永ハイサワーや大五郎の巨大ペットボトルがあったら、ちょっとねぇ・・・

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奄美大島出張記⑤ 奄美グルメ

にがうりパパイヤ油ぞーめん 


 

 

 奄美のグルメは、沖縄とはまた異なる。黒糖焼酎にあわせるためか、やや甘い味付けのものが多いような印象。代表的なものを紹介。
 まずは、「にがうりの味噌炒め」。ゴーヤとは奄美では呼ばない。ほんのり甘めの味噌が使われているが、にがうりの苦味と甘さが自然にからみ合い、いちばんのおすすめ。名古屋など味噌文化圏のひとは、ぜひ試していただきたい。個人的には、沖縄のチャンプルーより好みである。
 真ん中の写真は、「パパイヤの漬物」と島ラッキョウ。パパイヤの漬物は奄美ならではで、鶏飯のトッピングとしてもおなじみ。食感は奈良漬のあっさりした感じでなんともビミョーだが、酒のつまみとしては十分合格点。しょうゆと味噌とがあるが、こちらはしょうゆが定番らしい。 
 右は「油ぞーめん」。そーめんチャンプルのようでそうでないのか?沖縄の油料理よりもっと油が濃厚な感触。毎日は厳しいかもしれないが、最後の締めの麺類としては貴重。僕が食べた油ぞーめんはにぼしが入っていて、不思議な感じ。
 家庭に導入するなら、にがうり味噌炒めがおすすめ。内地で充分通用しそう。パパイヤは、名前は言わずに闇鍋ならぬ闇漬物として出せば、受けをとれるかも。油ぞーめんは、油ギッシュなひとに。
 さて名瀬市のお店だが、恵比寿にあるようなスタイリッシュなお店としては、新穂花がいちばん。ジャズが流れ、飲食メニュー豊富。一般の黒糖焼酎もリスト多いが、15〜20年熟成といった、東京でも入手不可能なレア酒が楽しめる。最初の名瀬市の晩にぜひ。オールドトラディショナル・奄美を味わいたければ、「重むら」。ただここは少し中心街から離れるので、わたしは行けなかった。レポート待ちの状態である。

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月刊ファッション通信① コム・デ・ギャルソン

PLAY ピーコのファッション・チェックのようにテンポよく外見評価するのも、面白い。しかしわたしの場合、衣服の性質、特徴はもちろん、着ている人間の内面に関心が向いてしまう。どうしてそのファッションを選択したのか、内面と外見との整合性はあるのか、などなど。その意味で着るひとの主義主張を要求されるのがギャルソンである。
 わたしもギャルソン青山本店にたまに行くが、お客さんを観察するとふたつのグループに二分されるような気がする。まずは、単純なギャルソン好きのミーハー。若いひとたちが多くを占めるが、彼らが示す無邪気な好奇心は、むしろ貴重なのかもしれない。とにかく話題の、新しいものに飛びつくのがこの人々だろう。二つ目のグループは、川久保玲さんに心酔している、コアなファンのかたがた。ある程度年配の方が多く、容貌や態度、選択をみていても一癖ありそうな感じである。竹中直人氏はこの派の巨頭みたいなものだろう。鑑識眼もたいへん肥えており、川久保ブランドに盲従する感じではない。
 「既成の概念の破壊」「自らの成功をも否定」など、ラディカルな主張を設立から通しているギャルソン。しかし生地にこだわる品質向上への努力、縫製といった基盤作業を重要視していることは、なによりも特筆すべきことである。すべての生産ラインは日本国内にあるという事実も、驚くべきである。
 さて、自分のワードローブのギャルソンだが、グランジやアヴァンギャルドなものはほとんどない。ネイヴィーのベーシックなスーツ、黒のハイカラーニットぐらい。むしろJUNYA WATANABEの「Curryrice」ロゴ入りニットや、フラワープリントのシャツなど、アグレッシブなデザインのものはほとんど持っていない。主張しないギャルソンが、公私ともに今の自分の現状に合っていると判断したからだ。実際の品質、スタイル、デザインライン、細かい装飾など、よく見ればさすがギャルソン、と感心させられるところばかりである。
 しかしいつまでもオーソドックスでは、面白くない。いずれはマニッシュに決めてみたい野望もある。そしてそうなるよう頑張る力を与えてくれるのも、このブランドなのかもしれない。80歳になってもギャルソンを着れる人は、幸せな人生と評価してもいいだろう。とりあえずは、竹中氏を目標・・・いや、自分は自分のギャルソン・コーディネイトでしないとね!

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奄美大島出張記④ 黒糖焼酎・開運酒造を見学する

れんと開運酒造「れんと」は、東京でもよく見る黒糖焼酎。ブルーの瓶がトレードマーク。この焼酎を造っている開運酒造さんに見学にうかがう。
 場所は宇検村という小さな村。名瀬市から1時間半ぐらいかかる。大島のなかでは、ちょうど空港からはいちばん遠いところにあたるみたい。まさに訪問する価値があるというもの。
 自動車工場と間違うほど大きく、近代的。最初は入り口がわからず、工場(酒造というより、ホント工場みたい)のまわりをくるくる車で回ってしまった。案内のかたにしたがって見学。タンクはステンレス、温度管理もバッチリである。蒸留ポットまで見せてくれた。
 この「れんと」の売りは、クラシック音楽を焼酎に聞かせながら発酵させるところである。実際酒造内は優雅なモーツァルトが流れ、タンクを触ると振動が伝わってくる。これは社長の独創だそうだ。さとうきびも自社畑からのものを使用しているとのこと。こだわりは並大抵ではない。
 音楽はもちろん、波動の一種であり物理的現象である。きちんとした研究をしないと評価はできないが、発酵のような微生物学が関与する現象に与える要因はゼロではないような気がする。ヘビメタなど不規則な音階のものは影響なんともいえないが、バッハやモーツァルトのような精密に配置された音階のものは、醸造に科学研究の及んでいない効果をもたらすのかもしれない。
 奄美は小規模の酒造がほとんどで見学者を案内する余裕がなく、多くは見学不可である。そのなかで丁寧に案内していただいた酒造のかたには感謝したい。

からから

さて、これは?

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キムカツ

キムカツテレビ・雑誌であまりにも有名なお店キムカツ。30歳代半ばにもなり「とんかつに行列かよ!」と突っ込まれそうでしり込みしていたが、胃腸の調子もよいので思い切って参戦。
 月曜の20時ごろで行列は8人。週末はもっと多そう。ラーメンと違い回転が遅いせいか、なかなか順番が来ない。30分ほどでようやく入店。お店はカウンターとテーブル席で20人ほど入れる。凝ってはいないが、こぎれいで十分恵比寿で通用するデコ。
 ロース肉を薄切りにしてミルフィーユ状にした、普通じゃないとんかつというのが、事前情報。しかし実際食べるまではどうも想像がつかない。メニューでは、プレーン、黒こしょう、ガーリック、梅など6種類のとんかつを選べる。最初は比較対照の基準を設けるべきと科学者らしく、プレーンを選択。
 食べ放題のキャベツ、注文を受けてから炊き込んだらしいピカピカのごはんのあとに、いよいよキムカツ登場。いわゆるとんかつソースでなく、ゆず醤油のような特性タレをつけて食べる。最初の感覚は・・・「こりゃとんかつか?イタリアンでは?」と、サプライズのあるアタック。とにかく脂分を感じず、総入れ歯のじいさんばあさんでも容易に咀嚼し楽しめるやわらかさ。一般とんかつは、途中で脂で胃がもたれてくるのだが、これはまるでヘルシー食品のよう。
 しかし後半では、B級グルメ好きの一般大衆精神が頭をもたげてくる。やはりとんかつソースの濃厚さ、こってりしたハイカロリー脂分をどうしても思い出し、懐かしくなってしまうのだ。それだけキムカツのエレガントさが半端でない証拠だが。後半では味噌カツ・矢場とんを食べたくなってしまった自分がうらめしい。
 最後に、キムカツ推奨の炒番茶をためしていただきたい。タバコの香りのような強力な炒り香が特徴。なんとなく脂が溶ける感じがして、後味よく帰れる。
 お酒など飲んでひとり2000円〜3000円。リピートしたい度:一回/半年かな?
一度は食べ価値あり。混んでいるのでラストオーダー21時半ぎりぎりに行くのが、ゆっくり楽しめるコツ。

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ライブドア騒動

フジvusライブドアキャラ 
 毎日必ず一度は見る堀江社長の顔とこのニュース。わたしは株やM&A、TOBのことなどさっぱりわからないし、正直あまり興味もない。職業がら、堀江さんという人物や既得権益層の言動など、心理的なことにもっぱら関心が行く。
 で、わたしがこのニュースを見るたびに思うのは、だいたい以下のこと。


 「いろいろ叩かれてるが、ホリエモン頑張ってくれ」
 「フジのおっさんたちは、やはり既得権にしがみついているのかなぁ」
 「・・・医者って、ちっぽけな存在なのかな」

 どちらに道理があって、どちらにカネがあって有利かは知らないが、言動と行動、態度を見るとやはり堀江社長のほうが一枚上手のような気がしてならない。「敵対的買収」というが、堀江氏は鼻で笑いながらも一貫して対話の重要性を表面上は紳士的に説いている。フジは仮差し止めの司法判断が出て急に折れてきているが、それまでは話し合いを一切拒絶していた。話し合いにも応じないとは、体裁もよろしくない。
 フジ首脳の記者会見と強引な体制護持策をみると、「年をとると、理屈はさておき新しいものへの拒否反応がでるんだなぁ」と、脳の老化現象をまざまざと見る思いである。そもそもニッポン放送を子会社化する途中に時間外とはいえ大量買付けされるとは、ひとのいいマヌケな幹部たちである。個人として見れば悪くないひとたちだろうが、勝負師としては格が違うのでは?
 
 で、こういう威勢のいい話題を見ていると、当直して日銭を稼いでいる自分がなんともわびしくなる。当直先の病院で乾燥肌をポリポリ掻きつつため息をついてしまうが、IT長者については自らの日常と比較してやるせない気持ちをもつひとも少なくはないはず。モラルの低下や勤勉を軽視する風潮がじんわり生じている感じがなくもないが。
 まあ、こういうショボーンとなるときは両目をいっぱいに見開いて、「小さなことからコツコツと by 西川きよし」の精神で頑張ることにしている。堀江社長もトータルワークアウトだけでなく、いろいろなことをこつこつと頑張る人物のようだ。日本医師会や一部の開業医、医療ミスの温床である金権悪徳私立医大など既得権益層が依然厚顔にのさばる医学界にも、ライブドアのような新風を期待したい。あまりおおっぴらに公言はできないが・・・

フジvusライブドア

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ムルソー飲み比べ

コント・ラフォン2コシュ・デュリグラでリッチなムルソー飲み比べ。エントリーは

 Les Charmes 2001/Morey-Blanc
Genevrieres 2001/Mikulski
Clos des Perrieres 2001/Albert Grivault
村名Meursault 1998/Coche-Dury
Clos de la Barre 2001/Comtes Lafon

 飲みごたえがあってわかりやすいムルソーは、ブルゴーニュオタク新規参入状態のひとでもとっつきやすい。わたしは去年青山デュヌ・ラルテで開催されたムルソー特集に招いていただき、すっかりファンになってしまった。
 意外にいちばん飲みやすかったのは、Grivault。華やかな香り、ミネラルが多い中にも、ムルソーらしいナッツ・ハニー香が感じられる。凝縮されつつも洗練された味わい。いつものパターンだが自分の好きなワインは、カリフォルニアに似ているのだが、うまいものはうまい。
 ミクルスキは、やはりミクルスキ。清冽、切れ味よし!である。といっても、シャープななかにリッチな果実感を感じさせるところはさすが。ミクルスキだけでまた垂直ないしcru違いを試したい。
 さて、大御所のラフォンにコシュ・デュリ。98では早すぎだろうが、それでもコシュ・デュリは粘調性の強さ、オイリーな感触が感じられた。滑らかさは古酒の風格、ブラインドだとシェリーのなにかと答えたかも。ポテンシャルの強さは相変わらず。コント・ラフォンは意外に控えめ。白桃、アーモンド香などはするが、主張しすぎずほどよい抑制がきいている。
 ムルソー試飲会が終わると、疑問点が生じてまたムルソーを飲みたくなる。ピュリニーなどは、一度やるとしばらくは恐れ多くて結構なのだが。いずれはピュリニーやコルトンにはまりたい野望を持ちつつ、しばらくは自分のブルゴーニュ白お気に入りはムルソーでいってみたい。
 

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奄美大島出張記③ 鶏飯

ひさ倉鶏飯みなとや鶏飯奄美といえば鶏飯。鶏ささみ、卵焼き、パパイヤの漬物、あおさ(奄美の海草)をごはんの上に乗せ、鶏がらでとっただし汁をたっぷりかけて食べる。
 5日間の滞在で3杯の鶏飯を食べ比べたが、店により微妙に異なる。だし汁の味加減にあるようだ。空港〜名瀬市の途中にあり、ジモティも観光客もよく立ち寄る「けいはんひさ倉」の鶏飯(左側写真)はあっさり系。天皇陛下も召し上がったという、鶏飯を考案したといわれる「みなとや」の鶏飯(右側写真)は味がかなりしっかりしてコクがある。
 郷土料理というと、あまり地元のひとが食べない印象がある。北海道のひとが毎日石狩鍋とジンギスカンってことはないだろう。しかし奄美では、土地のひとがお店に入ってふつーに鶏飯を食べている。「ひさ倉」もお昼は平日なのにジモティでいっぱいであった。しかし飲み屋のおかみさんの話では、やはり「おかあさんの鶏飯」がいちばんおいしいそうである。家族の結びつきの強い奄美ならでわ。
 とっつきやすくとてもおいしいのだが、どのお店もご飯がひとり当りどんぶり1杯以上入っているサービスぶり。しかも汁をかけることで具やご飯があきらかに膨張している。胃のなかでさらに体積を増していると思うと、鶏のようにゲップが・・・
 
 さて下の写真が鶏飯発祥のお店「みなとや」。なかは畳が一面に引いてあり、大宴会場?のよう。浜茶屋でかき氷を食べるシチュエーションに酷似。カラオケお立ち台?がなぜか併設されている。天皇陛下の鶏飯のお店というよりは、からくりテレビ・替え歌選手権会場みたいな雰囲気。
 
みなとや

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奄美大島出張記② 名瀬市

名瀬市 名瀬市。奄美大島の中心都市。人口4万1千。
 といっても想像できるのは、商店にはシャッターが下り、街には年寄りがパラパラといる疲弊した地方都市の姿である。私の郷里も同じような人口規模だが、街はゴーストタウンと化している。郊外のジャスコには結構いたりするのだが。
 時間の合間に、街散策をしてみた。どうせ閑散としてつまらん・・・と思ったが、意外に老若男女、人がうじゃうじゃといるのである。老人も、いい大人も、そして子供も。商店街も活気があり、夕方ボーッと歩いていたら不覚にも子供の遊んでいるストリートサッカーのボールに衝突しそうになった。ブラジルじゃあるまいし。屋仁川通りというのが名瀬市の飲み屋街だが、熱海や伊東の温泉街にかなり似ている。スナック・キャバクラが入っている雑居ビルなどが並んでおり、エネルギッシュな場末感たっぷり。
 商店街の駄菓子屋や書店、おもちゃ屋を通りかかるたびに、自分の子供のころが思い出されとても懐かしくなった。実家もじいさんばあさんが商店を営んでいたので、なおさらである。現代では書店は有隣堂に、おもちゃ屋はトイザらスに変貌し、小さな商店は消えていく運命なのだろう。
 名瀬市の活況は、この島のひとびとの性格傾向、特徴に触れていくと答えが垣間見れる。次回は飲み屋で遭遇したエピソードを交えてお話しよう。

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奄美大島出張記① イントロダクション

奄美群島地図昨日から研究出張で奄美大島に滞在している。かねてから辺境地域、特に南方のうつ病の実態を知りたかったのが、ラッキーにも厚生労働省から研究費をいただけたので、堂々と公費で南の島へ。文化人類学的研究というとカッコよく、なんとなく文科系学部の教官になった気分である。
 奄美群島は、沖縄県ではなく鹿児島県である。元ちとせ、徳田虎雄、僕は知らないが初代横綱朝潮、泉重千代などの著名人を輩出している。名産は黒糖焼酎、大島紬。沖縄はマスコミ露出も多くイメージがつかみやすいが、奄美は知らない人にとっては?である。地域特性、生活文化などについてリポートしていきたい。
 さて見知らぬ土地の生活文化を知るにはアカデミックな作業も大切だが、まずは食文化に親しみ、おいしいお酒を交えてジモティの皆さんとコミュニケーションをとることが重要である。さっそく現地の院長先生に厚かましくもグルメ情報をちゃっかりうかがい、18時におすすめのお店に急行。後日ここに詳細をアップしたい。
 で、今日は二日酔いで頭痛を抱えながらの調査初日を迎えてしまった。島唄と黒糖焼酎にしてやられてしまった。ラテンな研究生活とはこんなものだろうと自己弁護をしつつ、今晩なにを食べなにを飲むかをまた考える。

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